ストレッチの効果よりも普段使いのクッションの悪影響が大きかった理由

query_builder 2023/02/08
首こり肩こり

こんにちは。グランツ武庫之荘の山田浩司です。


今日は、肩の重さ、首こり、頭痛の原因がどうやら椅子の上に置くクッションだった、という 50代の女性のことについてお話します。定期的にするストレッチの効果よりも、普段使いのクッションの悪影響が大きかった、と言う内容となります。

 

肩がだるくて重い頭痛も少々、という訴えに対して手術をしました。 2週間目のことです。

 

セルフケアの効果が落ちてきたように感じる、 とおっしゃるのです。 そこで、 セルフケアをどのようにされているか? 詳しくお聞きしました。 すると、椅子にすわって、 立って、ソファーの上、など3つの状況のあることがわかりました。 そこでさらに詳しくお伺いしてみました。


すると、椅子は硬い木の椅子で、長く座っていると、最近はおしりが痛いのでクッションを使っている、と教えてくれました。


また、ソファーは、長年使っているもので、座るとおしりがかなり沈む、と教えてくれました。 一番多いのは、木の椅子とのことでした。

 

さらに詳しくお話をお伺いしてみました。 すると、一番長く使うのは木の椅子であるということ。 それから、クッションはドーナツのような形をした柔らかいクッションで、真ん中に穴が開いている。 そしてそのドーナツの淵の端っこに腰をかけていると教えて下さったのです。

 

当院の 施術室で、腕を上げてもらうと楽に上がることを確かめました。そこで、ご自宅で一番長く使う木の椅子と、その上のクッションについてご提案をさせていただきました。

まず。 クッションをいつも通りに使って腕がどの程度楽に上がるかを確認すること。 次に。 クッションを外して腕の上がりやすさを確認すること。

 

その結果、 クッションに座った状態では、 腕が上がりにくくなることがわかりました。この方の場合、腕が上がりにくくなるということは、背中あるいはお腹で、 筋肉が 不必要に緊張している可能性が 高いと考えられました。

 

これはクッションそのものが悪いのではなく、クッションの座り方が、体に負担を与えていたのです。 自動車のシートも、そうなのですが。 最近は、おしりの下に敷くクッションや、背中と背もたれの間に置くクッションがとてもよく売れているそうです。

 

 これらのクッションは、たいてい左右対称に作られていて。 人の体をホールドする機能が高くなっています。

 ところが私たちの体は、わずかな違いとは言え、左右が対象である人はほとんどいません。 そのために。 長く座っていると、楽さを感じる一方で、微妙な心地の悪さも感じていることがあります。 この心地悪さに体が無意識のうちに反応して。 それを消すような姿勢を知らず知らずのうちにとっていることがあります。

 

この姿勢が、別の部位に負担を与えることがあります。そうであれば、その癖をなおして行くことが、体全体にとっては好ましいことなのですが、なかなか気づくことができません。その結果、 座っている間は楽になっても、それ以外の場面では、なんとなくだるさがとれにくい、と感じるようになるようです。

 

椅子の座面の状態は、骨盤の傾きに始まって首の位置にまで影響を与えうるものです。ストレッチの効果が落ちてきたなら、ストレッチすべき部位がいつの間にか、変わっている。あるいは、定期的にするストレッチの効果よりも普段の姿勢の悪影響が大きいのではないでしょうか。

 

お心当たりがおありでしたら、お気軽にグランツ武庫之荘までご相談にお越しください。


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整体院グランツ武庫之荘

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